宝楽陸寛

こんにちは、宝楽陸寛(ほうらくみちひろ)です。主に、一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団代表理事と、NPO法人SEINコミュニティLAB所長をしています。

この度、新しく助成プログラムを立ち上げたので、業務拡大にともないWantedlyを真似して求人募集ページをつくってみました。

何をやっているのか?

宝楽は、大阪府南部を中心にNPOや市民の活動のコーディネーターをしています。

本拠地である堺市南区にある泉北ニュータウンは、まちびらき50周年を迎え「歴史ある」郊外型の住宅街として次の100周年に向かって様々な取り組みが行われている地域です。

住民のチャレンジを下支えし、新たな地域課題に気づき、行動する人が増えるように、そして自分たちのまちがより住みやすくなるように、泉北のまちと暮らしを考える財団では「温かいお金」が地域でまわる仕組みづくりをしています。

なぜやるのか?

泉北ニュータウンでの暮らしに目を向けると、少子高齢化をはじめ、児童虐待、子どもの貧困、不登校、教育格差、子どもの自殺、ひきこもり、認知症、老老介護、買い物困難者などの当事者やその家族など、多くの社会課題が取り巻いています。

自分が住むまちである、泉北ニュータウンの「社会的孤立」を解決したいと考えています。

どうやっているのか?

社会的孤立を解決するためのわかりやすい事例をあげると、食を通じた家事負担軽減と見守りを兼ねた取り組みがあります。

コロナ禍の影響で学校が臨時休校になった際、当財団では子どもや保護者へのアンケートを実施しました。

約70%の子どもが友だちと話していないことや、3割の子どもが学校がないと朝起きれないということがわかりました。また、生活リズムが乱れていなくても、部活や習い事に行けないなど、居場所がなくなったことのSOSが発信されていました。

子どものSOSは当然、保護者への負担も広がります。家事負担がワンオペ育児の家庭に、世帯の様子に関係なく負担がかかっていることがわかりました。

限られた資源の中でどう子どもや保護者を見守るのかが課題になりました。従来は子ども食堂など食を通じたコミュニティで定期的に顔を合わせられていましたが、今は会うことが難しい。

その状況を解決するために、みんなで見守りお弁当の「おかずBOX」をはじめました。最初は地域の民生児童委員、寺子屋主催者、そしてやまわけキッチンの店主が協力し、ボランティアが配達を行う仕組みでスタートしました。当財団は仕組みのコーディネートを担当しました。 

今は毎月1回お弁当をお届けしています。2022年3月時点でのべ1248食を茶山台、竹城台東、福泉中央の3校区で実施中です。さまざまなプレイヤーが個別に行うのではなく、集合的にインパクトを起こす(=コレクティブインパクト)のが当財団の仕事です。

こんなことをやります。

直近の話題で言えば、一人親家庭などの生活に悩みを抱える子育て世代に個人や企業が寄付した食料品や日用品を提供できる場をつくりたいと考えています。

例えばこれは2022年4月に届いたばかりの「みんなの冷蔵庫」コミュニティフリッジです。コミュニティフリッジは、仕事の事情や離婚、介護などから生活に困難を抱える人が、食料品や日用品を24時間、無償で、いつでも街中に設置された冷蔵庫・冷凍庫にとりにいくことができる仕組みです。

誰もが「困ったときはお互いさま」の気持ちで助けあえるように、コミュニティフリッジを活用できるようにサポートしたいです。また、コミュニティフリッジに食品を提供してくださる企業さまとも仲良くしていたきたいと考えています。

泉北ニュータウンから、つくりたい未来。

今回紹介したのは今やっている事業のほんの一部です。ニュータウンには日本の社会にある問題の縮図がたくさんあります。ニュータウンでの問題解決の取り組みは暮らしやすい泉北ニュータウンの実現だけではなく、日本全国のニュータウンの未来を生み出すチャレンジです。一緒に課題に取り組む仲間を募集します。勤務地は堺市の泉ヶ丘駅からすぐの場所です。

泉ヶ丘駅から高島屋に向かって歩き、高倉台にある大阪健康福祉短期大学のキャンパス内にあります。

こちらが職場となる泉北ラボです。2022年1月にプレオープンしたばかりです。ここで以下の仕事に取り組んでいただきます。

▶︎具体的な仕事内容

  • NPOなどの団体に対しての助言・指導・コンサルタント業務
  • NPOなどの団体に対して行う研修の企画、運営
  • 泉北ラボでの窓口・電話対応、事務所などの清掃
  • 寄付者の相談対応
  • 簡単な会計、関係諸機関に提出する書類の作成などの事務作業

まずは宝楽の仕事を手伝いながら、少しずつ得意な仕事を伸ばしていきます。

求人票はこちらのリンク先をご確認ください。

▶︎応募条件

・性別、国籍、学歴不問。65歳未満の方。

(求める資質やスキル)
・市民活動、まちづくり、ソーシャルビジネスに関心もしくは経験のある方
・パソコンの基本操作ができる方(Word、Excel、メールなど)
※資格や特別な技術のある方は、履歴書にその旨記載してください。

▶︎雇用期間

2022年6月1日〜2023年5月31日(契約更新あり)
※勤務の開始日については相談に応じます。
※雇用開始後、3ヶ月間の試用期間を設けます。

▶︎雇用形態

・非常勤職員
 ・期間の定めのある有期雇用契約(パート・アルバイト)

・常勤職員
 ・期間の定めのある有期雇用契約(常勤職員)
 (正規職員への登用あり)

▶︎応募資格

資格不問。ただし、次の条件を満たす方を希望します。

・財団の理念、意義に沿って仕事のできる方
・NPO、地縁組織などの現状と課題を理解し、積極的に業務に取り組める方
・パソコン操作を含む実務経験1年以上の方
・新しいチャレンジを楽しむことができる方

▶勤務時間

・非常勤職員
 ・時間:週3日以上のローテーション

①9:00〜14:30(5.5 時間勤務)
②13:30〜18:00(5.5 時間勤務)
③9:00〜18:00(8 時間勤務)
のいずれか。6時間超は(休憩1時間)

・常勤職員
 ・時間:週5日のローテーション

1週間につき 40 時間以内、1日は8時間以内。

勤務時間:9:00~18:00(休憩1時間)
(勤務の曜日並びに時間は相談応じます)

▶︎休日・休暇

・常勤職員
 ・4週8休 年間休日107日 シフトによる

▶︎待遇・福利厚生

・非常勤職員
 ・時給1,000 円〜
〔経歴による給与加算制度あり。賞与・諸手当あり。

・常勤職員
 ・賃金規定により支給
〔経歴による給与加算制度あり。賞与・諸手当あり。

・社会保険、労働保険あり。

非常勤 時給 1,000円〜

<目安>
149,446円〜350,000円/月

①未経験・第2新卒の例  200,000円/月
②単な会計、関係諸機関に提出する書類の作成実務

5年以上ある方の例 270,000円/月
③NPOなどの団体に対しての助言・指導・コンサルタント業務の実務経験が10年以上ある方の例300,000円/月

▶︎その他手当

・非常勤職員
 ・経歴による給与加算制度資格に応じた給与加算制度

・常勤職員
 ・資格に応じた給与加算制度

・扶養手当:1人つき 10,000円 2人目以降については1人につき 5,000円

・住宅手当 月額15,000円を上限に支給

▶︎交通費

・最高45,700円迄支給

▶︎賞与

・非常勤職員
 ・あり(年1回:年度末に支給)

・常勤職員
 ・あり(年1回:年度末に支給)

▶︎勤務先

泉北ラボ(財団事務所/大阪府堺市南区高倉台1−2−1 シェアタウン泉ヶ丘ネクストD棟2)
泉北高速鉄道泉ケ丘駅 徒歩10分

▶︎応募プロセス

履歴書(写真添付)、職務経歴書を提出先・問合せ住所まで郵送してください。

追って面接日を連絡します。

▶︎応募期間

随時

お問合せ先

一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団
住 所 堺市南区高倉台1−2−1―D棟2
電 話 072−320−8704(受付時間 平日10時〜17時)
メール info@semboku-fund.org
担 当 宝楽(ほうらく)