食を通じた見守り・泉北流配⾷「おかずBOX」

泉北ニュータウン独⾃ではじまった泉北流配⾷「おかずBOX」が、家事負担軽減と見守りを兼ねた取組みとして広がっています。

はじまりはコロナによる臨時休校

新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、学校が臨時休校になりました。

当財団ではある小学校をモデルとしてPTAへコロナに置ける子どもや保護者への影響をアンケート調査しました。

令和2年4月21日(火)~24日(金)・5日間に、子ども児童及び兄弟(小中学生・53 名)学校保護者(89 名)に対して実施しました。

いくつかの課題が判明しました。

約70%のこどもが友達と話していなかった

特に、友達と連絡をとったり、話していますか?という質問に、69.2%の子どもが「いいえ」と回答しました。子どもの地域内での社会的孤立が拡大している可能性があります。

約33%のこどもが朝おきられなかったという潜在的なSOS

今回のアンケートで、子どもたち自身も生活リズムの乱れを自覚している回答がでています。特に、32.7%の子どもたちが「朝起きれない」と回答しました。また「朝起きれない」子ども達は、コロナウイルスに関する不安を感じていると訴える回答が高くなっていました。また、朝起きている子どもたちで、生活リズムが乱れていなくても、習い事(塾・クラブ・部活動)に行けないなど、「居場所」がなくなったことのSOS が発信されていました。

また学校が再開しても、分散登校。そして、一斉登校が始まっても、昼までしか学校なく簡易給食が始まる。簡易給食の頃は、暑い時期で、なんか給食に変わって成長期にある子どもたちに栄養が届けられるのではと課題を共有しました。

また、保護者への負担へも広がっていました。

家事負担がワンオペ育児の家庭に、世帯の様子に関係なく負担がかかっていることがわかりました。

限られた資源の中でどう子どもや保護者を見守るのか課題になりました。そこで、従来は子ども食堂など食を通じたコミュニティで、定期的に顔を合わせられていましたが、今は会うことが難しい。

ならば、みんなで子どもへ届けて顔をみることで見守れるのでは!と始まったのが「おかずBOX」です。

おかずBOXのはじまりは見守りお弁当

一方、一斉休校時に茶山台団地にある丘の上の惣菜屋さん「やまわけキッチン」では、子ども会と協力し見守りお弁当を提供されていました。

印象さんが協力していただけるなら、アウトリーチ型の食による見守りが可能なのでは?と始まったのが、「おかずBOX」です

始めたのは3人

民生児童委員、寺子屋主催者、そしてやまわけキッチンの店主が協力し、ボランティアが配達を行う仕組みでスタートしました。

今は毎月2回お弁当をお届けしています。毎回約100食を茶山台、竹城台東、福泉中央の3校区で実施中です。

当財団としても、コーディネートを引き続き実施してまいります。

泉北のまちと暮らしを考える財団の情報をお届けします

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