川辺さんと宝楽さん

※最下部によくある質問を掲示しています。合わせてご覧ください

こんにちは、宝楽陸寛(ほうらくみちひろ)です。主に、公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団代表理事と、NPO法人SEINコミュニティLAB所長をしています。前回は新しく助成プログラムを立ち上げ、泉北ラボのオープンに伴い、アシスタント募集という求人記事をつくりましたが、仲間が増えて半年経過してみて、アシスタントという言葉はどうもしっくりこない、同じ船に乗る乗組員がふさわしいと考え、いっしょに働く仲間を乗組員と呼ぶことにしました。今回は乗組員増員のための募集となります!

何をやっているのか?

宝楽は大阪府南部を中心にNPOや市民の活動のコーディネーターをしています。本拠地である堺市南区にある泉北ニュータウンは、まちびらき50周年を迎え「歴史ある」郊外型の住宅街として次の100周年に向かって様々な取り組みが行われている地域です。

住民のチャレンジを下支えし、新たな地域課題に気づき、行動する人が増えるように、そして自分たちのまちがより住みやすくなるように、泉北のまちと暮らしを考える財団では「温かいお金」が地域でまわる仕組みづくりをしています。

なぜやるのか?

泉北ニュータウンでの暮らしに目を向けると、少子高齢化をはじめ、児童虐待、子どもの貧困、不登校、教育格差、子どもの自殺、ひきこもり、認知症、老老介護、買い物困難者などの当事者やその家族など、多くの社会課題が取り巻いています。

自分が住むまちである、泉北ニュータウンの「社会的孤立」を解決したいと考えています。

どうやっているのか?

社会的孤立を解決するためのひとつの手段として「泉北ニュータウンの孤立と地域をつなぐ助成事業」をはじめました。この事業にかける宝楽代表の思いはこちらの記事(リンクをはる)が詳しいですが、大雑把に言えば、さまざまなプレイヤーが個別に事業を行うのではなく、集合的にインパクトを起こす(=コレクティブインパクト)ことが当財団の仕事です。

当財団の具体的な仕事内容は

  • NPOなどの団体に対しての助言・指導・コンサルタント業務
  • NPOなどの団体に対して行う研修の企画、運営
  • 泉北ラボでの窓口・電話対応、事務所などの清掃
  • 寄付者の相談対応
  • 簡単な会計、関係諸機関に提出する書類の作成などの事務作業

まずは宝楽の仕事を手伝いながら、少しずつ得意な仕事を伸ばしていきます。コーディネートが未経験でも問題ありません。未経験からスタートした私たちの仲間(乗組員)川辺響子はこう語ります。

川辺響子
川辺響子

「地域づくり、社会課題解決のために運営する団体で働けるところに魅力を感じて応募しました。団体のミッションというよりも、運営そのものを学びたい気持ちと関心がありました。私自身は不登校の子どもの居場所づくり活動(きみの森)をしていて、泉北ラボのスペースを借りたのがきっかけで当財団のことを知りました」

川辺の仕事は大きくわけて2つあります。

1つはまちの家事室である泉北ラボの施設運営です。泉北ラボのランドリーの使い方の紹介や、お客様の案内などの接客が主です。

検品作業はタブレットを使ってキントーンに入力していきます

また、寄付食材が並ぶ公共冷蔵庫「コミュニティフリッジ」を完備しているため、食材の検品や寄付者への対応もします。

「すべての業務をひとりで行うわけではなく、泉北ラボに携わるコーディネーターと手分けして作業を行います。壁も仕切りもない、オープンな空間で仕事をするので顔なじみのお客さんが声をかけてくれることもあります。お金関係などオープンにできない作業は2階のコワーキングスペースを活用することもありますが、大半は1階でお仕事をしています」

大きな仕事の2つ目は財団が行う助成事業の運営業務です。打合せに参加して議事録を作成したり、代表理事のサポートも行います。また、Salesforceを使って月次の精算報告をするなど、経理作業も主な仕事のひとつです。

「中間支援という立場でさまざまなNPOや行政、企業などの話を伺える機会があり、勉強になります。また、私自身は子育て中なので、勤務時間を自分でコントロールできるのがありがたいです。子どもの習い事などプライベートなことの曜日や時間を調整しながら勤務しています」

また、財団の仕事として立ち上げの時期であり、明確なマニュアルがあるわけではないので試行錯誤しながら良い方法をつくっていっている最中だといいます。

「代表が忙しいので邪魔してはいけないと遠慮して、ミスをしてしまったことがあります。あ、でもフォローがあるので安心してください。代表に限らず社会課題に向き合っている人はみんな多忙なので、割って入ってでも情報共有することはこの仕事の中で大事なことかもしれません」

仕事内容は企業で言えば社長秘書や営業アシスタントの仕事に似ているかも、と川辺はいいます。

施設内に常駐するYy cafe山中さんのフードやドリンクも楽しめる

また、助成事業を実施しているため、寄付者、助成先NPO、役所などたくさんの方々とやりとりがありますが、新しい仲間の特性や得意な仕事にあわせて少しずつ仕事を分担していきます。

今回の仲間募集ではフルタイムか週4回ぐらいのペースで入れる方、能力などに応じて若干名の募集になります。

「フレキシブルに働けるのでまわりにうらやましがられます。あとはマイクロソフト系のアプリやGoogle系のアプリ、SNSやSlack、キントーンなどさまざまなウェブサービスを活用するのでIT系が苦じゃない人が向いているかもしれないです」

また、助成事業に関わり、助成を受けている団体の伴走支援に携わることで事業に対するものの見方や考え方が変わってきたといいます。

「自分自身、3〜5年後を見据えて事業計画を書くことが単純に苦手でした。その意味や目的が見いだせなかったのですが、財団の仕事に携わったことで輪郭がはっきりとして、モチベーションにつながるんだとわかりました。事業を計画することの大切さ、必要性が伝わったのが私にとってプラスでしたね」

また、勤務日以外はSlackなどを開かないといいます。

「社会的な課題に取り組む側がワーカホリックになってしまうことで、しんどくなってしまったら意味がないと感じています。社会課題に取り組む人は何かやってあげたいと思いがちな人が多いと思います。でもいくら焦っても現実は変わらないので、自分のライフスタイルを崩さずに自分がハッピーでいることも、この財団に関わる上で大事な要素のひとつだと思います」

また、宝楽は官公庁とのやり取りがあることを付け足します。

「公益財団法人は官公庁のチェック体制のもと運営しています。一定の事務作業は欠かせないので、営業事務の経験がある川辺のような経験者は向いているかもしれません。バックオフィスが得意な人も、コンサルティングが得意な人も、どちらもまずはご相談ください!」

泉北ニュータウンから、つくりたい未来。

今回紹介した仕事内容は今やっている事業のほんの一部です。ニュータウンには日本の社会にある問題の縮図がたくさんあります。ニュータウンでの問題解決の取り組みは暮らしやすい泉北ニュータウンの実現だけではなく、日本全国のニュータウンの未来を生み出すチャレンジです。一緒に課題に取り組む仲間を募集します。勤務地は堺市の泉ヶ丘駅からすぐの場所です。

泉ヶ丘駅から高島屋に向かって歩き、高倉台にある大阪健康福祉短期大学のキャンパス内にあります。

求人票について

求人票こちらのリンク先をご確認ください。

よくある質問

2023/01/07更新

求人のパートは3パターンのローテーションを必ずになりますか?

週3日以上のローテーション ①9:00〜14:30(5.5時間勤務) ②13:30〜18:00(5.5時間勤務)③9:00〜18:00(8時間勤務) のいずれか。6 時間超は(休憩1時間)
が基本ですが、勤務の曜日並びに時間は相談応じます
まずはお問合せ、ご相談ください。

勤務時間の最終時間は18時でしょうか?

事務所兼居場所を18時まで運営しています。
そのため就業時間は18時が最終です。
が基本ですが、勤務時間は相談応じます
まずはお問合せ、ご相談ください。

常勤の場合は1週40時間以内ということは時短の週32時間や35時間も希望可能と捉えて大丈夫ですか?

週5日のローテーション 1週間につき40時間以内、1日は8時間以内。 勤務時間:9:00~18:00(休憩1時間)が基本です。
ですが、勤務時間は相談に応じます
まずはお問合せ、ご相談ください。