兵庫県豊岡市より視察 佐藤春華さんと芦田遥陽さん

佐藤春華さんは、兵庫県豊岡市の「地域おこし協力隊」として活動するリンクワーカーであり、まちの小さな図書館「だいかい文庫」などを拠点に市民と地域資源をつなげる役割を担って来られました。

先日、石川県・能登半島門前町より視察 一般社団法人 NOTOTO. さん御一行様でもご紹介した

なんと、なんと「リンクワーカー」について、

私達の運営する泉北ラボのランドリー機能を覚えていただいたことにあります。

その中でも、ご関心を寄せていただいたのが

泉北ラボの成り立ちやまちの家事室の運営について。特にリンクワーカーの役割などです。

このリンクワーカーという言葉。

私達がもっとも大事にしているコンセプトの一つです。

リンクワーカーの書籍はこちらをご覧ください。

「社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法」

https://amzn.to/4lWNP3P西 智弘 (著, 編集)
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とご紹介したところ

なんと、、、この社会的処方の事例で掲載されて著者のひとりでもある守本 陽一氏(公立豊岡病院・医師)の立ち上げた「だいかい文庫」の中の人が視察に来てくれました!

中の人はHPにもある、

https://daikai-bunko.com

「はるお」と「さんちゃん」のお二人が来てくました。

実は、、、、だいかい文庫さんは

HPにもありますが、「2025年6月30日に事業活動を停止し、閉所することになりました」

https://daikai-bunko.com

とのこと。悔やまれる。

だいかい文庫さんは

ケアと暮らしの編集社が運営されています。

この取り組みもめっちゃウォオッチしていたので驚きました!

コンセプトはWEBによると

ケアするまちをデザインし、街で暮らすことで気づいたら
ウェルビーイングになっている地域社会をつくります

僕達、泉北のまちと暮らしを考える財団は

「自走型自治」というキーワードでまちづくりのモデルを提案しています。

その中の重要なキーワードは3つ

①収入のハイブリッド化

②課題を発掘する装置としての実行会議

③敷居の低い居場所

です。

特に、課題を発掘する装置としての実行会議では、自走型自治では課題を発掘する実行会議が重要になる。地域の諸課題を調査、発掘し、地域で課題の共有ができ、解決に向けた方法を確立することが求められ
地域の実行団体が会議を運営し、例えばコミュニティナースのように、より具体的で詳細な地域課題を発掘する担い手の参画、地域の社協や保健センター、包括支援センター等の行政の関係部局の参加が重要になります。

こういう考え方をリンクワーカーとして提案した「社会的処方」はやっぱり

泉北ラボの運営にも活かしています。

佐藤さんはAIで事前に調べさせて頂き、、、、(勝手にすみません)

出身地:秋田県男鹿市

学歴・専門:秋田大学看護学専攻卒。看護師として療養型病院勤務や訪問看護師を経験し、終末期医療や「生の最期」に深く向き合いました

京都府綾部市では「コミュニティナース」や地域づくりの協働コーディネーターとしても活動した後、2023年4月に豊岡市へ移住し、地域おこし協力隊に着任しています。

活動内容は市民と地域の医療・福祉・資源の架け橋となる「リンクワーカー」として、医療専門職の知識や経験を生かし、住民の健康・福祉・暮らしを支援します。

まちの図書館「だいかい文庫」などを拠点に、多様な市民活動を展開していました。

他にも、地域最後の銭湯「京極湯」の記憶プロジェクトなど、豊岡の歴史・文化・福祉にも積極的に関わっています。

「コミュニティナース」で「リンクワーカー」でNPO法人でクラファンで地域を救っている、こんな若者を地域はほおっておけませんね。

さあ、兵庫県豊岡のみなさま、彼女たちをどう活かすのでしょうか?楽しみで仕方ありません。

今日は視察と言うよりも、事業内容の壁打ちみたいな内容になりました。

こういう視察の使い方もありますので、ご興味ある方はぜひお知らせください。

質問内容だけご紹介します。

  • まちの家事室の概要、利用者さんの反応や変化、今後の展望などが知りたい
  • 地域の拠点づくりとビジネスモデルについてどう考えているのか?
  • 事業を作る際に地域の問題構造を分析するなど調査をしているが、どんなふうに実態把握をしているんですか?
  • 住民さんのカルテを作って、それでサービスを作るんですか?
  • それって誰がやっていて、一つ一つに収益モデルがあるんですよね?
  • 地域の関係者の円卓会議面白いと思いますが、継続するための仕掛けも必要ですが、座ってもらうまでがハードル高いんじゃないですか?
  • (行政には)政策提言など、どういうふうに持っていくんですか?

以上、視察や事業壁打ち的な視察もお待ちしています!

投稿者プロフィール

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泉北のまちと暮らしを考える財団では、市民が主体的に公益を担う社会の実現を目指し、「温かいお金」が地域でまわる仕組みづくりをしています。

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